川島優志


Google Webmaster manager

1976年横浜生まれ。
早稲田大学在学中からマイクロソフトなどのウェブサイトをデザイン。その後中退し2000年より渡米。ロサンゼルスでのデザインプロダクション勤務を経て、2007年8月Googleに入社。
東京オフィスで約3年勤務し、2009年よりアジア太平洋地域のウェブマスターを統括。米国人以外で初めてホリデーロゴをデザインした。

2012年10月、マウンテンビューの本社に転勤。2013年秋より、Googleの社内スタートアップ「Niantic Labs」に所属し、仮想現実ソーシャルゲーム「Ingress」などを手がけている。

外国で働くということ

(清水宣晶:) あっ!
それは、Googleグラスですね。

(川島優志:) 今、試用で、
動作確認をしているところです。


(グラスを体験させてもらう)
これは、、起動はどうやるんですか?

上を向いてみてください。

あ、レンズに文字が表示されました。
メガネのツルの部分がタッチパネルになってるんですね。
これは面白いなあ。

ランチを食べながら話しましょうか。
バイキング形式のバフェになっているので、
好きなモノを取っていってください。


料理のレパートリーが、
ものすごくたくさんありますね。


そのあたりのエリアがメキシカン料理で、
ハンバーガーがあって、そこがインド料理で、
なんちゃってですけど日本料理があって、
イタリアンがあって、チャイニーズ系っぽいのがあって。
まあ、好きなものをどうぞ。


これだけたくさんの人が働いてると、
キャンパス全体で、ものすごい人数ですよね。

だいたい、15,000人ぐらいが、
マウンテンビューの中で働いてると思います。


日本の人はどのぐらいいるんですか?

僕が知っているだけで50~60人くらいで、
でも、そんなに多くはないですよ。
最近は、日本からこっちに来る人も増えていますけど、
それでも、中国とかインドの人と比べると、
まだ全然少ないです。

ちょっと周りを見渡しただけでも、
いろんな国の人がいますよね。


僕が、Googleの日本法人で、
アジア太平洋チームのマネージャーをしていた時、
いろんなインターンの人を雇ったんですけど、
その時も、日本人より外国人が多かったですね。

あ、そうですか!
その人たちは、
わざわざ日本を選んで仕事をしに来ているんですよね?

そう、日本語もすごく堪能で、
日本語検定の資格とかを勉強しながら、必死です。
あの必死さと競争するのはやっぱり大変ですよ。

謙虚なのはいいことなんですけど、
「もしよかったら採用してください」っていう姿勢で来た人の隣りに、
「なにがなんでもここで働きたいので、よろしくお願いします!」
って人がいると、やっぱり気持ち的には、
外国から来てがんばってる人のほうを採用したくなっちゃいますよね。
日本に来てる人っていうだけで優秀だとは思うんですけど、
それに加えて、やっぱり、熱量みたいなものがあります。

国や言葉の違いっていうハンディを承知で、
外に出てきているわけですからね。

僕が、アメリカに来たのは23歳の時で、
最初サンフランシスコに来た後、
ロスアンゼルスに移って7年ぐらいいたんですけど、
その間、ビザのことでは、ものすごく苦労をしたんです。

はい。


グリーンカードの申請もしたんですけど、
普通に取ろうとしたら6年ぐらいかかるんですよね。
労働ビザも、スポンサーしてくれる企業がみつからなければ、難しい。

海外のビザの取得っていうのは、日本は、
もっと国を挙げてバックアップするべきだと思っていて。
大きな会社で働いているような人は、
割りと取りやすかったりもするんですけど、
そうじゃないと、ものすごく難しいんです。

それだと、これから起業をしようと思っているような、
若い人にとっては、厳しいですよね。

そう、才能のある若者がもっとビザを取りやすくならないと、
日本の外に出ていこうとする人は増えないと思います。
韓国人とか中国人で、こっちで会社を経営している人は、
見込みのある若者がいたら、自分と全然関係ない人でも、
雇ってあげるんですよ。

それで、ビザを出してあげるんですね。

将来への投資ですよね。
自分たちの未来を、若者がよりいい方向に変えてくれるなら、
そのために、会社からビザを出すぐらいいいよ、
っていうことをよくやってるんですよ。
日本人って生真面目だから、
そういうことをやらないじゃないですか。
だったら国が、若い人にもっと大きな舞台で
活躍するためのサポートをして、
ビザを取りやすくしていかないと、
ものすごくもったいないと思いますね。

とりあえず動いてみる

川島さんは最初、アメリカに来てすぐ、
会社を作ったんですよね?

作りました。
でも、それは、わりと不真面目な理由もあって。
自分で自分に労働ビザを出したかったんです。

あ、そうでしたか(笑)。


図書館に行って、
「会社の作り方」みたいな本を借りてきて。
サンプル集みたいなフロッピーディスクが入ってて、
それの会社名などを変えて申請書を出したら、
簡単に設立できました。

会社出来て、やったー!って思って、
じゃあ自分にビザを出そう、と思ったら、
オーナーにはなかなかビザは出ないんですよね。

やっぱり、
そうなんですか。

まあ当然ですよね。
それでビザが出るんだったらみんなやると思うんですけど、
1年か2年、ちゃんと会社を動かした実績がいるらしくて。

いきあたりばったりなんですよ。
とりあえずやってみるんだけど、やってみたら「あれ?」
っていうのを延々と続けてるっていう。

トライアンドエラーの繰り返しですね。

たぶん、ほんとうに効率的な方法は、
やる前にちゃんと調べることだと思うんですよね。
調べなかったせいで、ずいぶん回り道みたいなのをしたので。
だけど、じゃあ調べたらうまくいくかって言うと、
そういうこともなくて。

そうですよね。
調べてしまったがために、見込みがないと思って、
そもそも何もやらなかったかもしれないし。

最近の、学生の人とかに話を聞いていると、
失敗しないように、いろんなところから情報を取ってきて、
ものすごくよく調べてるんですよね。
でも、調べた結果、それにしばられちゃって、
身動きが取れなくなってる人もいると思います。

僕は今、こうやって、運良く仕事をやれていますけど、
じゃあ、僕と同じことをやればいいかっていうと、
そういうことはまったくなくて。
どうしてこうなったか自分でもわからないっていうところも、
みんなあると思うんです。
そういう意味では、やってみないとわからない。
やってみると何かの事態が起こる、っていう、
それが世の中の姿だなって思うんですよね。

川島さんがやったことととまったく同じことを他の人がやっても、
結果が同じになるとは限らないですもんね。


いろんなことがたまたまなんだけど、
動かないとその、偶然が起こらないというか。
だから、「とりあえず動いてみたらいいんじゃないの」って
言ってるんですけどね。
すごい無責任に背中を押すタイプなので。

(笑)とにかく、まずやってみろ、と。

まあ、動いてみるといい方向に転がることが多いですよ。
どうなってもいいからやってみようよ、
って思うんですよね。

実際、今でも、
あんまり未来のことを考えてないんですよ。
10年後何をやっていたいですか、とか聞かれるんですけど、
そういう質問に答えられる人はすごいなと思って。
おぼろげにはあるんですけど、
ただ、これだけ変動の激しい世界の中で、
細かいことをちゃんと描ける人って、
今の世界ではまともにはいないですよね。

10年先になったら、Google自体も、
どうなってるかわからないですもんね。
もしかしたら、エネルギーとかバイオの領域が、
メインの事業になっているかもしれないし。

わからないですよ。
でも、会社を持続させたいんだったら、
社会に求められるものに変わっていくしかないです。
ずっと同じことを続けていきたいとしたら、
会社を続けることを目的にすべきじゃない。

コダックみたいに、
同じ事業にこだわりすぎたために、
倒産してしまった会社もたくさんありますね。

ソニーが将来、
保険会社になっていても何の不思議もないと思うし。
ウチの2歳の息子が大人になった時に、
「ソニーってテレビなんか作ってたの?」って
言われるのかもしれない。

長い年月を生き残れる会社っていうのは、
そういうドラスティックな変化をすることが出来る
会社なんでしょうね。

会社を続けるっていうのは、
たぶんそういうことだと思うんです。
あんまり未来のことを深く考えても、思うようにはいかないし、
やってみると、思ってもないようなことが起こるから、
面白いんですよね。


ぜんぜん想像もしていなかったような角度から助けが来て、
結局、そういうところで物事が動いていったり。
だから、あんまり考えすぎるのもよくないよって、
特に学生とかには言ってますけどね。

僕、その川島さんの考え方とかマインドが、
Googleっていう会社と共通するところがあるなと、
すごく思うんですよ。

そこは、やっぱり相性が合ってると思いますね。
Google自体が、とりあえずやってみよう、的なところがあるので。

はい。


やってみてから考えるって、すごく大事で。
それは、やる前の時点でいくら完璧なプランをたてたとしても、
いろんな状況が変わるからなんですよね。

たとえば、Googleグラスにしても、
作る前から真剣に突き詰めて考えようと思えば、
その開発を止めるポイントはいろいろあったわけですよ。
もしかしたら、日本の企業っていうのは、
そういうことで止めていたのかもしれないんです。

技術的なことでいえば、オリンパスとかソニーなんかは、
Googleグラスより前に、もっといいものを開発出来た技術もあって、
実際に開発してたんですよね。
だけど、商品化することは出来なかったわけじゃないですか。

それは、いろんな理由があると思うんですけど、
おそらく、時期尚早っていう判断だったり、
もうちょっといい技術になるまで待とう、とか、
いろいろ慎重になるポイントがあったんじゃないかと思うんです。

でも、Googleの場合は、とにかくやってみよう、と。
そしたらプライバシーはどうなるんだ、とか、
こんなものを着けて街を歩けるか、とか、
ポジティブな立場の人もいれば、
ネガティブな意見を言う人も出てきて。

グラスを着けて運転をしてて、
違反キップきられた人とかもいますもんね。

いろんなことが起こってますよね。
グラスを着けて食事をしないでください、って言われたり。
でも、そういうのって、
先に考えてもしょうがないことなんですよね。


文句が出そうだから、開発するのをやめよう、だとか、
機会が熟するまで待とうとか言っているよりも、
先に、実際に動くことで、だんだん周りの反応や
意識も変わってくるっていう。

どんな技術も、始まりはそうだったと思うんですよ。
携帯電話も、最初に登場した時は、
電磁波の影響はどうなんだとか、マナーが壊れるとか、
どこでも電話がかけられるなんて人間のあり方としておかしい、
とかいう意見が出たわけだし。

でも、結局は、社会も変わっていくんですよね。
動いているうちに、どんどん変わっていくもので、
動かなかったら何も変わらないな、と。

イノベーションを起こすためには

今、「Ingress(※)」を携帯でやってるんですが、
初めて見た時、かなり衝撃的で。
仮想現実なのに、ものすごくリアルに
現実の世界とつながってる感じがしました。
(※GoogleのNianticLabsがスタートさせたオンラインゲーム。
仮想世界の地図に現れる「ポータル」と呼ばれる地点を、
現実世界を移動して奪い合う。)



せっかくインターネットが、
人と人をつなげるツールとしてあるのに、
今、実際に起こってることっていうのは、
同じ考えを持っている人との間だけに
コミュニケーションが閉じてしまう、
っていうことだと思うんです。

閉じたコミュニティーの中で
クラスター化されてしまう、っていうことですね。


でも、社会のあり方としては、
もうちょっといろいろなノイズが入ったり、
いろんな意見にさらされながらやっていくもんだと思うんですよね。
そういう意味では、クラスター化が進んだ先には、
あまりいい結果はないんじゃないかっていう気がします。

そういうものばかりじゃないんだよっていうのを、
伝えていくものが必要だし、
全然違うものとの出会いを促すものが必要で、
そういうものをやりたいなと。

前のチームに居た時に、ずっとそういうことを考えていて。
まじめにそういう問題を解決しようとすると、すごく大変なんですよ。
違ったアプローチからじゃないと解決出来ない問題もある。
そういう時に、社内スタートアップの話があって、
そのビジョンにすごく惹かれて入ったんです。

僕が最初、「Ingress」のチームに誘われた時に、
いくらなんでもゲームとかやるのはどうかなと思ったんですけど、
目指しているものが全然違っていて。

何を目指しているかというと、人が動くことなんですよね。
「Ingress」を始めたJohn Hankeという人は、
「Google Earth」を作った人なんですけど、
現代の人は外に出て行かなくなくなってしまった、
と彼は感じたんです。

家から一歩も出ることなく
世界中を巡れてしまうものを作った人が、
それと逆のことを目指したというのは、
なんだか面白いですね。

もう一度、人が外に出て行って、
街の中を自分の目で発見して、お互いに挨拶をしたりとか、
自分の身の周りを幸せにするものが作れないか、
と考えて、彼が始めたのが「Ingress」っていうもので。

世界中のあらゆる街にポータルがあって、
そこを実際に行かないといけないわけですよね。
それをやり始めてみると、ただのソーシャルゲームとは違って、
ハマってる人は、一日に10km、20km歩くわけですよ。

同じ場所でじっとしている限り、
まったく先に進まないっていうのは、
すごい仕組みですよね。
しかも、国際的な協力が行われて、
違う国同士でリンクを張ったりとか。

「Ingress」のイベントをやったりすると、
老若男女、幅広い世代の人が集まるんです。
ここまでいろんな世代が集まるっていうのは、
なんでかっていうと、技術的なことだけじゃなくて、
旅行先で街を歩くこととか、
違う面白さがあるんですよね。

そう、「Ingress」のおかげで、
知らない街に行く楽しみが増えました。

国境や人種を超えたりっていうようなこともあって、
ヨーロッパでは、すごく評価されてるんですけど、
それは、やっぱりヨーロッパがそういうところに
問題を抱えているからなんですよね。
アジアとかでも、同じような形で、
日本や中国や韓国のプレイヤーが連携して、
リンクをつなげるっていう動きも出てきているわけで。

現実の国境なんて、「Ingress」の中では
意味無いですもんね。

部屋から外に出るだけでも違うじゃないですか。
しかもポータルに行ったら、
コミュニケーションが発生したりもするわけだし。

リアルタイムに、
他のプレイヤーとはちあわせたりしますよね。


そう、実際に、はちあわせるんです。
違うアプローチをいろいろ試してみる、
っていうのが大事なんだなって思うんですよ。
やってみると、いろいろ見えてくることがあって。

「イノベーションを起こす」っていうのは、
どういうイメージかっていうと、天秤があったとして、
その片方の皿に塩が盛られている状態なんです。
その塩を、一粒ずつ別の皿に移していくような作業で。

そういうことをしていると、人はバカにするわけですよ。
「やっても無駄じゃん」みたいな。
やってる人も、本当にそれが正しいのか、
迷いながらやっていると思うんです。
でも、それをコツコツ地道にやり続けていると、
どこかで天秤が傾いて、皿の位置が逆転するわけですよね。

ああ、、なるほど。
ある時突然、今までの蓄積の結果が表れるんですね。

傾き始めた後にはじめて、
みんな、何が起こったかに気づくんですよ。
傾いた時には、いとも簡単にバーッって動いたように見えるけれども、
それは、一粒ずつ移した結果であって。

そういうふうに、
イノベーションを起こす物っていうのは、
最初、バカにされる局面があるんです。
それでも、何を目指しているのかっていうのを、
明確に持ってやり続けられるのかどうかっていうことですよね。
それをやってくると、いろいろと見えてくるっていう。

エジソンが電球を開発した時も、6000種類以上の素材を試して、
最後に日本の竹に行き着いてフィラメントが出来たわけですけど、
そんな、6000回も試すかよ!」って。
信じがたいですよね。

それも、「日本の竹」っていうぐらいだから、
あの時代に、いろんなものを集めてたわけでしょうね。

変態ですよね、ある意味(笑)。
でも、その執念みたいのがないと成し遂げられないものがあって。
世界中からバカにされてもやりぬくっていうのは、
本当にパッションがないと出来ないし、
そういうものを見つけられた人っていうのは幸せと思うんです。

ITの起業家なんていうのは、
現代の発明家に近い存在と思うんですけど、
日本の起業家で、すごい優秀な人がたくさんいると思うんですよ。
こっちで見ていても、アメリカの優秀な人と日本の優秀な人で、
そんなに違いがあるとは思わなくて。

でも、残念だと思うのは、アメリカで流行っているものの
日本版のローカリゼーションみたいなものが多いことなんです。
それも日本のためにはなっていると思うんですけど、
それに才能を使っちゃっているのがもったいないなって。

せっかくなら、その才能を、
まだ世界で誰も見ていないものを作ることに
使って欲しいなって思うんです。
そういう動きが出てくると、
日本の才能ある人にも活躍の舞台が広がるだろうし、
日本という国のプレゼンスもあがるだろうし、
人類もハッピーになると思うんですよね。

目線が国内に向いているっていうのは、
僕もそうなんですけれど、自分の周りが、
日本人ばかりだからっていうのがある気がします。
友達に中国人とか韓国人とが、いろんな国の人が増えてくると、
自然と、イノベーションの対象が世界になってくるのかなあ、と。


そう、日本の、特に学生は、世界に接しようとした時、
自分から外に出て行かないと難しいんです。
アメリカの、このへん(サンノゼ近辺)にいると、
子どもの時からいろんな人種が混ざり合って、
インド人とか中国人とかとギャーギャー遊んでるわけですよ。

そうですよね。
子ども同士だと、言葉が通じていなくても、
一緒に遊んでたり。

そういうのを見ると、
ここで子どもを育てたいなって思ってしまう時がある。
たとえば、世界のリーダーを決めましょうってなった時、
どの国の人がリーダーになったらいいかって考えると、
国力とかを抜きにしても、やっぱり僕は、
子どもの時からいろんな文化に接していて、
いろんな文化に対しての理解がある人に
リーダーになってほしいって思うんですよね。

その意味でも、
そういう方向に日本も舵を切ってほしいなって思うんですよ。
もちろん、日本人だけでいればその中では幸せかもしれないけど、
それだけだと、色々な意味で貧しくなってしまうかもって思う。

そういう視点っていうのは、日本を外から見ることで
初めて見えてくるものだと思うので、
怖がらずにどんどん外に出て行ってほしいなって思いますね。
で、ダメだったり、嫌になったりしたら、
その時は、帰ればいいわけだし。


ぶはははは!
そうですね、ダメになったら、
その時また考えればいいわけですよね。

あんまり深く考えすぎないっていうことが大事だと思うんですよ。
まあ、それで、いい感じになってくれればいいなって思います。

(川島さんは、自転車に乗って、仕事場に戻っていきました)
(2014年1月 マウンテンビュー Google本社にて)


清水宣晶からの紹介】
僕が川島さんのことを最初に知ったのは、Googleのホリデーロゴを、日本人で初めて描いた人、としてだった。
ホリデーロゴは、Googleの遊び心をわかりやすく体現した、クリエイティビティーの象徴のような存在で、今までにみた数々のロゴの中でも一番衝撃的だったのは、パックマンのロゴが、実際にゲームとして遊べてしまうというもので、その、オリジナルに非常に忠実な動きにかなり驚かされた。

IT業界の片隅で仕事をしている自分にとって、シリコンバレーで働く日本人というのは、野球少年が、メジャーリーグで活躍するイチローや野茂を見るのと同じような憧れがある。
川島さんの来歴が面白いと思うのは、一流企業を渡り歩いた後にGoogleに入ったわけではなく、大学を中退して単身渡米した後、紆余曲折を経て、思いもかけなかった方向に進んだ結果、たどり着いた場所だったということだ。

準備が完璧に整ってから物事を進めるのではなく、とにかくやってしまって、その後に軌道修正をしていく、というやり方や、ポジティブな考え方を持っている川島さん自体に、僕はGoogleと共通する精神を感じた。

川島さんのような行動力を持つ人が、この先たくさん現れ、活躍の舞台を海外に広げていけば、それは日本の開国に向けた大きな進歩になると思う。
僕自身も、今回のお話しを聞いて、とにかく行動あるのみだと、背中を押された思いだった。

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