花川雄介

1975年フィリピン生まれの34歳。
仕事はマーケティングコンサル。
趣味はスノーボード、サバイバルゲーム、ビリヤード、釣り、アウトドア系、読書、Bar飲み…

※写真は最近ハマっているサバイバルゲーム中のワンショット。求む新兵!
(2010年1月 白金高輪にて)

いつまでも変わらないこと

(清水宣晶:) しっかし、ゆうすけは、
ほんとに、昔っからまったく変わんないね。
なんなんだろうな、その、時間の止まりっぷりは。

(花川雄介:) 人に苦労してるところを見せないようにしているからね(笑)
忙しいアピールはしないように。。。
そういうので周りに良い刺激や癒しを与えたいって想いはあるよ。

この間さ、年末に久々に会った大学同期からの年賀状で、
「お前と会うと若返るよ」って書いてあって。
いつまでもそういう人間でありたいなって再認識したよ。
永遠のピーターパンともよく言われている(笑)

そういう美学は、強烈に感じるよ。
見た目っからして変わらないものね。
何で、そんな若いまんまでいられるの?

そこは努力してるよ。特に体型維持に関しては。
例えば、風呂入るときは読書しながら1時間近く半身浴で汗流すとか。
そのおかげかどうかはわからないけど、ここ10年近く風邪ひいてないんだよね。
ジムには行かないけど筋トレとかも意識してやるようにしてるよ。

ゆうすけは、あと、
人とのつながりも、ずっと長く続いてること多いじゃない。
あれ、なにか心掛けてることってあるの?

普通は1年とか2年ぐらい間が空いちゃうとさ、
その後なんとなく連絡しづらくなっちゃうじゃない。
自分はあんまりそういうのを気にしなくて、しばらく会ってなくても、
遠慮なく「最近何やってんの?」って連絡できるんだよね。

そういうのは、連絡もらうのも嬉しいね。

そうなのかな。
でも、こっちから連絡しないとこの先会う機会ってないんだろうな・・って思うとなんかもったいないよね。

こんなに長いこと会ってなくて何を話そう、
とかは考えないんだな。

まったく考えてないなぁ。
暇なときに携帯の電話帳をみながら
「この人、久しぶりに会いたいなぁ」と思ったらそのまま通話ボタン(笑)

エクストリーム的なスポーツ

ゆうすけは、人生の中で、遊びのウェイトがすごくでかいよね。
趣味って、どうやって広げてるの?

プライベートで人と関わる時に意識してるのは、
とりあえず、相手の年齢とか立場はあまり気にしないようにしている。
基本的には誰からの誘いでも断らないかな。
まあ、金欠だったり、他の予定があったり、物理的に無理な場合は別としてね。

ああ、たしかに。
そのフットワークの軽さあるよなあ。

自分が知らない世界への誘いってのには、まず乗っかってみる。
あと新しいことを始める際には、本当にその世界や趣味にハマってる人と一緒にやるってことかな。
そうしないと、その世界や趣味の本当の楽しさを理解できずに終わってしまう気がする。

最初に、誰からその世界を教えてもらうかってのは、すごく重要だよね。
今まで色々やってみて、どういうのに惹かれる傾向ある?

若者が好むようなものを、自分も楽しんでいたい。
周りのみんながなかなか始められないようなことだったりとか。
あと、エクストリーム的なスポーツにはすごく惹かれる。

エクストリーム的なスポーツ、
ってどんなやつのこと?

フリークライミングだとか、
マウンテンバイクで、岩山をアホみたいなスピードで駆け下りたりとか。

そういう、命が賭かってるような感じに惹かれるんだ!?

すっごい惹かれるね。
あと、最近やってみたいなって思うのがベースジャンプ。
小さなパラシュートを背負って、崖の上とかビルの屋上からダイブするやつ。もちろん、バンジーみたいなヒモはなし。

ぎゃははははは!
ほとんど、飛び降り自殺してるみたいなもんだな。

ああいう、ぶっ飛んだものには憧れを感じるよ。


いやー、、、
そういうのをやってみたいと思うってだけで、相当すごいよ。

エクストリームスポーツは、それができる場所にそれなりの期間滞在して準備しないとだめだから、さすがにそこまでの時間とコストをかけてっていう気にはならないけど、目の前にそういうシチュエーションが準備されていたら躊躇なくやりたいね。

そういう感じので、オレが面白そうと思ったのは、
「イエスマン」ていう映画のエンドロールで出てたんだけど、
全身タイツみたいなスーツに直接車輪がついてて、
腹ばいになって、峠のカーブを滑り下りる、ってのがあったな。

そういう、アホみたいなのを真剣にやってみたいね。
自分がスノーボードにはまったのも、最初にエクストリーム系の映像を見たのがきっかけだったからね。
断崖絶壁っみたいな斜面を滑り下りたり、ものすごい距離を回転しながら飛んだりとか。

スノボも、攻めればかなり命がけだよね。
そりゃ、怪我もするわ。
(ゆうすけは、ワンメイク大会で足首を折っている)

でも、そういう世界だけではなくて、
思いっきり遊びつつ、ちゃんと地に足をつけた仕事もしていたいかな。
そこのバランスが片寄ると、周りが変な人たちばっかりになってしまいそう(笑)

ゼロから知りあう

だんだん、最近は、
ゆうすけの遊ぶ姿勢が変わらなくても、
周りのみんなが環境が変わったりで、遊べる人も少なくなってくるでしょう。

そこは大きな課題というか、切実な問題だよね。。
やっぱり、ずっと同じ顔ぶれで遊んでいるだけではなくて、
常に、新しい人と知りあうことも意識するようにしてる。

ゆうすけは、
新しい人と知りあうってのは、どういう出会い方が多い?

友達の友達っていうつながり方は、どうしても間にその友達を通してになるから、なかなか深いつきあいになりづらいよね。
どちらかっていうと、こういうバー(この日は、白金高輪のバーで話しをした)とかでゼロから知りあうことのほうが多い。

そう考えるとオレ、
ゼロから知りあうって、あんまりないなあ。

なんとなく、誰かを通して知りあったんだと、出会うべくして出会ったって感じしないよね。

その考え方、面白いな。
もっと、運命的な要素があるほうがいいんだ?
自力でつながった、みたいな。

そうそう。
そのほうが、なんか縁を感じる。
やっぱりその時、同じ場所にいるっていうだけで、共通項があるかもしれないし。

同じ時間に、同じ場所に
偶然にも居合わせたから出会ったわけだしね。

そういう偶然は大事にしたいね。

友達を通じて知りあうほうが、
相手のことがわかりやすいってことはない?

そういうのは、自分で判断したい。

なるほどなあ。
1対1のサシの関係から始まるのが理想なんだな。

コミュニティの中だと、なんとなく、
その人のポジションて決まってるよね。
だから、本当のその人の、素の姿っていうのが見えないことが結構ある。

うんうん。
どこのコミュニティでの関わりとして会うかによって、
同じ人でも、全然違う面が出るってのはあるな。

当たり前かもしれないけど、しがらみも何もない素の状態で出会ったほうが、お互いを良く分かり合えると思う。この人はどんな人なのかという判断は、あまり間違えることはないんじゃないかな。
(2010年1月 白金高輪にて)

【暮らし百景への一言(花川雄介)】
なんか、こんな形で自分を紹介されるのって新鮮だよね。
でも、いま自分が考えていることが整理されてすっきりしたかな。
10年後に読み返してまったく変わっていない自分がいたら拍手!

清水宣晶からの紹介】
ゆうすけほど、いつ会っても変わらないという安心感がある男はなかなかいない。いつ連絡をとっても、10年前と同じように話しが出来て、まったく気兼ねなく遊ぶことが出来る。
自分自身の美学を、あらゆる物事についてしっかりと持っていて、誰の真似でもない道を、楽しみながら歩んでいる、カッコいい男だ。

ゆうすけは、何をやっている時でも、真剣にその世界を極めようとするような取り組み方をする。彼からビリヤードやダーツを教わった時には、単に技術的なことだけじゃなく、そこで語られる奥の深さにものすごく感動して、それをきっかけに、それまで知らなかった面白さに気づくようになったのを、よく覚えている。
僕は、遊びや旅行は、何をするかよりも、誰とするかが大事だと思っているのだけれど、ゆうすけとであれば、一緒に何をやっても、どこに行っても絶対に面白いだろうと思う。

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