井手剛


IT営業から独立、WEBマーケティング業 → 輸入商社入社 → 2015年4月2回目の独立。
モノを通じて生活を豊かにする事をモットーに「monolife」というブランドを立上げ、本革レザーバッグの商品を中心に展開中。

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革を極めていく

(清水宣晶:) 井手さんの最近の発信を見てると、
「革」に対する情熱がスゴいですね。

(井手剛:) 少しずつ勉強しながら、自分でも作るようになってきて。
浅草橋に革問屋があるんですけど、そこで革を買ってきて、コインケースとかミシンで作ってます。


井手さんがECで扱ってる商品は、どこの国で製造してるんですか?

だいたい、中国ですね。
amazonの中で、世界的に今、中国人がスゴいんです。

そうなんですか!

日本のamazonでも、イギリスとかアメリカもそうなんですけど、中国人の工場の人が進出してきてるんです。
それで結構、喰われちゃってるセラーの人がたくさんいて。

amazonのマーケットプレイスに直接出品してるんですね。
そういう、国を越えた出品っていうのは、規約としてはOKなんですか?

全然OKで、むしろamazonも推奨しているんです。
サイトの言語もグローバル対応になってるから、どこでも成り立っちゃうんですよね。

そういう時代になってるんだなあ。

amazonは出品者が誰であろうが、
安くていい物であれば全然ウェルカムなんです。

amazonからしたら、誰が出品しようと、
売れれば手数料入りますもんね。

だから、僕らにしたら、ものすごい驚異というか。
この先、同じ物を売って同じことをしてても勝てないし。
日本人ならではの表現力とか、きめ細かいサービスとかはあるんですけど、彼らも学習していくので、その差もどんどん縮まってきちゃうと思うんですよね。
そうなると、オリジナル商品とか、日本独自の商品を扱って、今後どんどん付加価値を付けていかないとと思ってるんです。
だから、今は自分で革製品を作れるように、少しずつ勉強していて。
最近は、イノシシとかシカの狩猟に参加してます。


(笑)そこから!
革製品を扱うために狩猟からやるわけですか。

狩猟ビジネス学校の授業に月イチで行ってまして。
今、シカとかイノシシの数が増えてて、獣害も広がっていることもあって、狩猟に関心がある人が増えてるみたいです。

「皮」の部分に興味があって参加をしてる人って、あまりいなくないですか?

「皮」への興味は、みんなとくに無いですね(笑)。

ぶはははは!
そうですよね。

初回から解体の授業があったんですけど、皮の部分は、基本的には捨てちゃってるんですよ。
真ダニがいっぱいついていて、刺されると死ぬ人もいるっていうぐらい危ないやつなんで、ちゃんと処置をしないと、とても扱えなくて。
手間がかかるし、産業廃棄物みたいな扱いになっちゃってるんですよね。
においとか、見た目もよくないし。
だから、皮を使って加工しようとする人っていうのはすごく少ないです。
僕が住んでいる越谷は、ほぼ住宅街なんで、皮を外で干してたらヤバいじゃないですか。

ぶははははは!
「あの家、何かわからない動物の皮が並んでるんですけど」って。

通報されますよ(笑)。
においも出るんで、その問題もあって。
実際、イノシシの皮を5枚預かって、自分で風呂場でやってみたんですけど、めっちゃくさくって。

あ、そうなんですか!

解体した後、クーラーボックス持っていくの忘れちゃったんで、ビニール袋の中に入れて、車で運んでたんですよ。
そうしたら、翌日にはもう大変なことになっちゃって。

内臓じゃなくても、皮だけでそんなににおいが出るんですね。

皮の裏側に、脂肪とか肉がついてるんですよ。
それをきれいに除去して、塩漬けしないと、なめし革の工場も受け付けてくれないんです。
で、風呂場で処理をしてたら、とにかくにおいが強烈で、家族から超バッシング受けつつ。
超特大の「無香空間」とかぶちこんで、それで多少マシになったんですけど。
やっぱり、厳しいですね。

いや、でも、そこから自分でやろうとするのはすごいなあ。

自分は革職人ではないので、あくまでも、新製品のサンプルを作ったり、友達にあげる程度なんですけど、だんだん出来ることが増えてきましたね。

これから革を極めていこうとしているんですね。


革を極めていきたいですね。
自分で作っていると、どんどんいいものを知りたいという気持ちが出てきて。
中国以外でも、やっぱりイタリアとか、安くて品質いいものっていうことでいうとバングラデシュは結構いいんで。
その2つは絶対行かないとって思ってます。
おかげさまで、だいぶ充実してきてはいるんですけど、もっと革系で攻めていきたいですね。

革系で攻める余地って、どこにあるんでしょう?

僕だったら、ジビエの革をどう使っていくかっていうこともありますし。
染めでも、藍染とか、結構やってないのがあるんです。
最近、有松絞りとかあるんですけど、そういうので革を染めるのが海外でも人気みたいで、伝統技術とうまく絡めていきたいなっていうのはあるんですよね。
市場も、今は日本だけですけど、アメリカamazonとか海外も攻めていきたいですね。

アメリカ。
それは、わりと進出しやすいものなんですか?

言語は違いますけど、amazonとしての仕組みは一緒なんで。
インポーターっていって、現地に荷物の引受人を用意して、向こうの倉庫に入れてしまえば、あとは自動でやってくれるんで、結構やりやすいんですよね。
市場が日本の6倍ぐらい大きいんで、やったら絶対いいとは思っているんです。
うまくはまれば、売上もどーんと上がると思います。

ブラック企業での3年間

スモールビジネスは、自分で好きなように方針を決められるのがいいですね。
井手さんて、もともと、だいぶ昔からwebの仕事をしていた人なんですよね?


30歳ぐらいまでフリーでやってて、その時は、ブログやメルマガを書いたりとか、webだけで生きてたんです。
でもそういう、誰にも会わなくてもやっていける仕事を続けてて、これは人としてヤバい、って思い始めたんですよ。

そうでしたか。

家にこもってブログやメールマガジン書いてればお金が入ってくるんで、楽っちゃ楽ですけど、これは、なにかまずいんじゃないかって気がして。
で、実際にリーマンショックが起こって、Adsenseとかの広告収入がいきなり無くなったんです。

Adsense頼みだと、Googleの気まぐれで、かなり影響受けますよね。

そう、自分じゃコントロール出来ないし、こんなのはビジネスじゃないと思って。
もともと、家にこもって仕事をするのもあまり好きじゃなかったんですよね。
もっといろんな人に会って仕事したいっていう気持ちが強くなって。
アフィリエイトとかはもうやめようと思って、web集客の法人営業を始めたんですけど、いただいた仕事がうまくいかなくて、取引先の会社に入ることになっちゃったんです。

えええ!?
どういう成り行きですか?


webのホームページ作る仕事を引き受けたら、納品しても納品しても、相手の希望通りのものが出来なくて。
デザイナーは逃げちゃうし。
先にお金をいただいてたんで、怒られて。

ぶはははは!
働いて労働力で返せ、と。

その会社には、web系の担当する人がいなかったから、そういう経緯で僕が入社することになったんですよね。
でもその会社が、ものすごいブラック企業で。

おお!

社長は、いわゆるオーナー社長で、小卒の叩き上げで、会社をいくつも経営してるような人で。
純粋にカッコいいなと思ったんですよね。
こういう叩き上げの人に鍛え上げられたい、みたいな。

ああ、わかるなあ。
ワンマン社長の魅力ってありますよね。

なんでもやります!休みなんていりません!とか言ってたんですけど、
入ったら、冗談抜きでほんとに休み無くて(笑)。
給料とか安すぎてヤバかったですよ。

何の仕事をやってたんですか?

社長はいろんな会社やってるんで、便利屋みたいな感じで、なんでもやらされたんですよね。
社長の別荘まで運転したり、掃除して、草むしりして、月曜日は別荘から車でそのまま出社、とかでずっと付きっきりで。
だんだん頭おかしくなってきますよね。
社長が気まぐれで始めた、中国からの輸入ビジネスがあって。
中国製の防災用ライトでいいやつがある、って聞いて、やったこともないのにいきなり大量に輸入を始めちゃったんです。
それがもう、地獄の始まりで。
3万台ぐらい輸入して、みんな売り切ったんですけど、それが全部不良品で。

えええ。

メーカーに言ったんですけど、小さいお客さんだからまともに相手してくれないし。
結局どうなったかっていうと、修正した基板だけ提供してくれることになって、交換は自分たちでやることになって。
輸入の担当しているのは社長と僕だけなんで、当然僕がやるしかないじゃないですか
で、夜な夜なマンションの暗い管理室に閉じこめられて、寝袋を渡されて、お風呂もない部屋で、延々とハンダゴテで基板を付け替えて。
2年ぐらいかけて、2万台ぐらい替えました。

うわあ・・気が遠くなる作業ですね。


お客さんのクレーム対応しながら、月450時間ぐらい働いてましたよ。
しかも、海外出張行ったら費用を半分負担させられたりとか、いろいろ搾取されるんですよ。
当時36歳ぐらいだったんですけど、このまま行ったら自分の人生は終わるな、と思って。

うんうん。

このままだと結婚も出来ないし、そもそも仕事以外のことをやる時間もないし。
脱獄するしかない、と。
会社の仕事は、8時から24時までやってたんですけど、24時以降は自分の時間なので。

いちおう、自由時間があったんですね。

そこから寝落ちするまでの時間、起業の準備をしようと思って。
それで始めたのが中国輸入の事業なんです。

その時は、どんな品物を扱ってたんです?

最初は売れそうなものを何でも取り寄せてましたね。
バケツとか生活雑貨とか、中国側にいたパートナーが女性の方だったんで、女性用の靴とかコスプレの衣装とか。
その当時は、わけわかんない物を売ってても、結構利益が出たんですよ。
半年ぐらいで150万ぐらいの売上が出るようになって、事業として成り立つ感じになってきて。
3年ぐらいその会社で働いたんですけど、「もう、脱獄する」と。

社長は辞めさせてくれたんですか?

いや、辞表を8回書いて、全部突き返されて。
最終的にはケンカ別れですよね。

まあ、そうなりますよね。
でも、それがきっかけで始めた副業のほうで道が出来たのは良かったですね。

それはほんとに。
実業で稼げる大人になりたい、って思ってた頃にその社長と会って。
今思えば、いい経験をさせてもらったと思ってるんですけど。

やっぱり学んだところはあったんですか?

めちゃくちゃありました。
一緒にいる時間が長いと、いろいろ何でもやらされちゃうんで。
あきらかに不良品を売ってるのに、お客さんからのクレームに逆ギレしてうまくかわす、みたいな技だったり(笑)。
0から1を生み出す瞬発力とか、強引に物事を引き寄せる力とか。

会社を経営している人とずっと一緒にいると、
経営者の視点が、自分の思考にインストールされますよね。


その社長は、たとえば、取引先の会社を訪問する時も、アポなしでいきなり行くんですよ。
「事前に連絡をとると身構えて、本当の姿が見えないから、いきなりがいいんだ」って。

高等テクニックだ。

たくさん修羅場をくぐってきている方なんでね。
今、自営でやってますけど、図太さとかしぶとさとか、そういうのを教えていただいて、すごく役に立ってます。
これがなかなか、自分だけでやってたら、わからないと思うですよね。

今振り返ると、ムダじゃなかった3年間だったんですね。

誇れる製品を作る

井手さんがブログとか始めたの、結構早い時期ですよね。
そんな時期に一人でネットで稼いでるってのは、かなり時代を先取りしてたんじゃないですか?

当時は、メールマガジンとかが出始めた頃で。
3000人くらい読者がいて、そこそこ食えるようにはなったんですけど、そのビジネスに対する情熱ってあんまり続かなかったですね。
広告でお金をいただくって、いろんな手法を使ってとにかくアクセスを集めればいいみたいなマインドになった時期もあって。
そうするとやっぱり、友達にも自分のやってることを説明しづらいし。
将来、子供が出来たときに、自信を持って自分の仕事を説明出来るかっていうと、あんまりそう思えなくて。
ブログやメールマガジンで稼いでいても、あんまり自分で稼いでるっていう実感がなかったんですよね。
今、すごく物販が好きなのは、好きな物で、形あるものを売ることが出来るっていうことで。

実業っていう感じがしますよね。

そうそうそう。
それがすごく楽しい。
出荷作業とかあるんですけど、体を動かすのも好きなので、結構性に合ってます。
広告って、当時だとFXの広告とかいろんなものが出てくるんですけど、自分の意志と関係なく表示されてお金が入ってきて、誰も「ありがとう」とは言ってくれないんですよ。
ないものねだりかもしれないですけど、自分の存在意義とか、今後の生き方を考えると、このビジネスは自分がやり続けるのはちょっと、どうなんだろう?って思っちゃったんです。

それと比べると、自分で物を作って物を売って、っていうのは、商売の王道ですね。

そう、今は、自分で選んだ商品を売ることが出来て、
レビューでお客さんから感謝されたりすることもあって、楽しさが全然違います。


最初はいろいろな物を扱っていたのを、
途中から、革製品に特化していったんですか?

それはやっぱり、環境が変わってきたっていうことがあって。
amazonに中国人セラーが増えてきて、差別化して自社の製品の価値を高めないと、生き残れなくなってきたんですよ。
そういうとき、女性用の靴とかだと自分が興味を持てないし、まったくわからないじゃないですか。
僕の好きな商品だったらいいところがわかるし、いくらリサーチしても飽きないんですけど。
だから、扱う製品を変えていったんです。
雑貨をなんでも扱っていると、誰でも仕入れ出来て売れるんで、競合が多いんですよ。
一つの商品ページに出品者が10人とかいたり。

amazonだと、同じ物を売ってたら、
やっぱり安い出品者から買っちゃうなあ。

革製品は、もともと自分が結構好きだったので、どんどんそっちの自社のオリジナル製品にシフトしていきました。
そうすれば、自分で利益計算して自由に値付けが出来ますし、値下げ合戦みたいのに巻き込まれないで済むし。

誰が売っても同じっていうものを売るよりも、
そういう、自分しか扱えない物のほうが楽しいですよね。

前はね、物販をやってても、自分が売っている商品を友達にすすめたいっていう気持ちにならなかったんですけど。
今は、飲み屋とか行ったとき、自信を持って商品を紹介出来ます。
新作のサンプルを仕入れて、「これどうかな?」って意見を聞いたりとか。
それがすごく楽しいですね。
前は、あまり人に言わずに、たくさん売れればいいや、みたいなマインドだったんですけど。
それじゃ、嫌いだったネット広告とあまり変わらないじゃないか、みたいな。

そうですよね。
売れればいいや、だと愛着があって売ってるわけじゃないし。

始めた当時は、会社から「脱獄」するために、とりあえず自力で生きていかなくちゃならなかったんで、とりあえず稼げるものを売ってた感じだったんですよね。
おかげさまで、今は、だいぶ気持ち的にも充実してますよ。

こういう商品って、自分で触ってもすごくいいな、って思うんです。
よく作ったなあ、って。

革って、長いこと使えば使うほど馴染んでくる良さもあるし。

そう、愛着が湧いてくるんですよね。
そういうタイミングで、去年の6月ぐらいにVALUをやり始めて。
それで自分のVA(※VALUの中の通貨)の価値を高めるために、商品の質を上げていこうって思ったのも大きいです。
自社製品の価値を高めるためにはどうしたらいいかって結構いろいろと考えて、その結果浮かんできたのが革製品だったんで。

そうか、VALUがあったから、もっと自分自身で誇れる製品を作ってみたいって思ったんですね。

それは結構ありましたね。
最初は革製品は売ってなくて、こういうデニムっぽいバッグとかを売ってたんです。

でもバッグで質の良いものにするには革にするしかないと思って。
革製品も、やり始めてわかったんですけど、品質がピンからキリまであるんです。
これはやっぱり、どんどん勉強しないと、と思いながら、やればやるほど深みにハマっていく、っていう(笑)。

VALUやると、自分が他人に提供することが出来る価値って何なんだろう?って、
真剣に考えますよね。

そうそう、そうなんです。
だから、今もずっと考えていて。
物販やってると、試作品とかが増えてくるんですよ。
それもうまく、VALUERさんに少しずつ渡したりとか。
新作を出す時、お試しで使ってもらうっていうのはすごく助かるんです。

そういうつながりを見つけるには、VALUってかなり相性よさそうですね。

VALUERさんっていろいろ、ぶっちゃけて話しが出来る人たちなんですよ。
新商品をお試ししてもらって、もし良かったら感想をお願いしてみたり。
あとは、自分が気になった人のVAを買って、積極的に会いに行くっていう使い方も出来ますし。

なるほど。
VALUって、facebookとかtwitterとかとコミュニティの雰囲気が違いますよね。

普通のSNSって、いきなりつながるのは難しいじゃないですか。
facebookとかtwitterで知らない人から「会いましょう」って言われても、相手のことよくわからないし、まず行かないですもん。
でもVALUの場合は、やってることをきちんと発信している人が多いから、その人がどういう人ってわかることがほとんどなんですよ。
そうすると、その人と一緒に企画したり仕事をしたいと思うし、普通に飲むだけでも全然楽しいし。

うんうん。

だから全然、出会い方が違うんですよね。
質の高い人が多い。
まずVAを買ってくれているっていうことで、僕にとっては神みたいなありがたい存在なので。

そうですよね、人のためにお金を出せる人っていうフィルターがかかっているわけだから。


自分のVAを売ったり買ったりすることを通じて、僕だったらものづくり系の方とか、自分の興味ある人とつながることが面白い。
今日はこの後、VALUで知り合った、革製品の企画とか設計をやっている、「毎日皮革」の曽根さんていう方と会うんですけど、普通だとなかなかやっぱりお会いできないと思います。

たしかに、VALUを通じてでないと出会えない人っていうのはいる感じがしますね。

見えないスキルとか人脈とか、見えない資産価値はすごく増えてますね。
僕のVAを買ってくれる人は、お金を出してファンになってくれている、本当にありがたい方々なんです。
想像していた以上に、積極的に関わろうとしてくださる人が多いんで、自分の事業に一緒に関わってもらうというか、自分がやりたいプロジェクトに巻き込んじゃうみたいな感じですね。

VAを買うっていう形で、直接支援してくれているっていうのは、
単にtwitterとかでフォローだけをしてるのとは全然違うんでしょうね。

そんなに正直、VAががんがん売れなくてもいいって感じなんです。
VALU自体で儲けようっていう気持ちは全然なくて、それよりかは一緒に企画をやったり、人に会ったりしたほうがいい。

人とのつながりを生み出す場所って感じですね。

あとは、新規で上場してくる人で結構面白い人がいるんで、そういう人に多少の支援をしながら、つながりが出来ればいいかなって思います。
twitterとかfacebookじゃ出会えなかった人がたくさんいるんで、僕は結構、VALUで恩恵をいただいているんですよね。

そうですね、井手さんはほんと上手に活用してると思いますよ。
あと、井手さんはマメですよね。
返事も早いし、いろんなところにこまめに発信をして。

昔っからメルマガとかブログを書いてたんで、
VALUの更新も習慣みたいな感じで、結構楽にできちゃうんですよ。

そうか、ブログを書き続けていた経験があったから、
アウトプットの習慣が身についてるんですね。

当時は、ブログとかメルマガを5、6年ぐらい毎日書いてたんで。
その感覚が今も残ってます。

結構、リアルのオフ会にも行ってるんですか?

最近僕、サウナが好きなんで、それに行ったり。

ああ、「サウナ部」!


でもね、毎回同じ人だと面白くないんで、会いたい人とかをちょいちょい誘うんですよ。
そうすると、またそこで新しく広がったり。
今度は、Fabカフェに見学してからサウナ行くんです。

Fabカフェとサウナってのも、すごい組み合わせですね(笑)。

3D造形とか、そっち系と革製品がうまくつながらないかなと思っていて。
既存の考えにはなかった開発があるかな、みたいな。
最近、縫わない革製品って増えてきてるんです。

え?どうやってくっつけるんですか?

縫うと強度が落ちるんで、クセだけつけて、うまく織り込んだりして。

多分、設計の工夫次第だと思うんですけど、今日お会いする曽根さんは、穴を開けたり糸を使ったりしないで、名刺入れとか財布を作ってる人で。
だから、Fabカフェに行っていろいろな機械とか技術に触れれば、今までに思いつかなかった面白い構造の革製品がひらめくかなと思ってるんです。

面白いですね。

普通に職人が、今まで通りのやり方で作るのもいいんですけど、
それだけじゃなく、最先端の技術の機械を使って革製品を作ったら面白いんじゃいかな、っていう思いつきで。

今、日本の伝統工芸を最新の技術でアップデートするっていう流れがありますもんね。
いいですね。

中国に真似されないように、伝統技術をかぶせながら、今までにないやり方を考えて。
そこをうまく組み合わせられたら、日本だけじゃなくて、世界でも通用すると思うんです。
(2018年7月 新宿「オッティモ・シーフード・ガーデン」にて)


清水宣晶からの紹介】
井手さんとは、とある「餃子の会」で出会い、その時にVALUの先進性と面白さを詳しく教えてもらった。
時は、コインチェック騒動が起こる前夜、仮想通貨の相場が最高値をつけていた頃。
VALUに興味はありつつも、入るタイミングをつかめずにいた僕の背中を井手さんが押してくれて、その後も井手さんは周りの知人に僕のことを紹介してくれたり、経験豊富な先達として、あれこれと面倒をみてくれた。

井手さんは、とにかくよく動く人で、メッセンジャーでメッセージを送ると、たいがいすぐに返事が返ってくる。
思いついたことはすぐに発信をして行動に移し、とことんまで追求をしていく。
そういう彼が本気で取り組んでいる「革」は、いくら極めても極め尽くすということのない奥の深い世界で、井手さんにとっては最高の娯楽なんだろうと思う。

アナログとデジタル、両面の最先端を知り尽くしている井手さんにしか作れない製品が、この先世界中に広がっていくことを、楽しみにしている。

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