大嶋望

通称:のん老師
大家好。

★都内で楽しく中国語を教えています★
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●これまで●
小・中・高@日本滋賀
大学@日本大阪
大学院@台湾台北
現在:東京都中央区

●大学院●
国立台湾大学大学院にて、
修士課程を履修。
その一方で、
通訳、翻訳、日本語教師、
その他もろもろコロコロ、 色んな事に手を出しまくり。
(2008年5月 新宿「麺通団」にて)

中国語を勉強した理由

(清水宣晶:) オレ、のんのんに台湾を案内してもらった時に聞いた、
中国語の上手さには本当にびっくりしたな。


(大嶋望:) 中国語は、
日本語と同じぐらいの感覚やなぁ。

ホントだよね。
あそこまで話せるのって、普通、
小さい時から日常的に使ってないとじゃない?

そうやねんけど。

あの上手さは、
どういうことなの一体?


私、二十歳から中国語の勉強を始めたんやけど、それが趣味やったの。
めっちゃ楽しかったのね。
私、やっぱり、言葉にプライドがあるんだと思う。
ネイティブと同じくらいにしゃべれないと、ってずっと思ってたから。

そうなんだ!?
もう最初から、目標としている志が違うんだな。

負けず嫌いが転じて、っていうのもあると思う。
勉強しようと思ったのも、悔しい!って思ったのがきっかけで。

お?
いつ、そういうふうに思ったの?

私が二十歳の時に、私と同じような、
台湾とのハーフの人だったり、華僑の人たちと一緒に、
3週間ぐらい台湾に行ったことがあって。
日本からはそのツアーに26人ぐらいが参加してたのね。
私は全然しゃべれなかったんだけど、
自分よりも年下の女子高生とかが普通に会話が出来てて。
それを見て悔しいー!って思って、
絶対勉強する!って思ったのがきっかけやった。

なんでそんな悔しかったんだろう?

自分と同じ環境の人がこんなにいるんや、って知って、
嬉しかった反面、なんで私はしゃべれへんねやろ、とも思って。
もっとちゃんと言葉が話せたら、
「自分のママは台湾人」って自信持って言えるのにな、って思って。

なるほどなあ。
それまでは全然、中国語はしゃべってなかったんだ?

うん、まったく。
ほんまにわからんかったわ。

そこから、どうやって勉強したの?

1週間に1回、台湾人の友達と会って、
一緒にご飯を食べてスターバックスに行くんやけど。
私、向こうのドラマのDVDをいっぱい、がっさーって買ってきてて。
それ見てわからへんかった言葉を書き溜めて、持って行くの。
で、教えてもらって、てのを繰り返してた。

うんうん。
そう考えると、すべての始まりは、
二十歳の時のツアーだったんだな。

そう。その時がすべてのきっかけで。
その後にも、2回ぐらい、7週間ずつくらい台湾に行って。
で、この国めっちゃ好きやーって思って、
その時点で、卒業したら台湾行こう、って決めたの。
でも、語学留学はしたくなかったのね。

語学を勉強するためだけの目的では、
行きたくなかったんだね。

うん、自分で勉強してここまで来たわけだし。
それだったら、大学院に行って勉強をしようと思って。

のんのんは、自分のアイデンティティーについて、
すごく深く考えているんだな。
人に自分自身のことを紹介する時って、
どういう風に説明をしているの?

日本育ちの私みたいな子って、
自分のことを何人て呼ぶかって、人によって違うんやけど。
実際に台湾に行ってみて、勉強して、現地の人と働いた結果、
やっぱり自分は日本人やっていう結論になって。
「私は、台湾人を母にもつ日本人です」っていう風に自己紹介してる。

大嶋塾を開く夢

台湾にいた時に連れていってもらった食堂は、
全員がのんのんのファンでスゴかったな。
あの店、面白かったなあ。

そうそう。
私が行ったら、めっちゃ安くしてくれるし。
心を許せる店は、あんまりないから。

そうなの?

んー、なんか、ナメられたらアカンと思ってる自分がいてね。
ナメられてはいなくても、文化が違うから。
笑うポイント、怒るポイントが違うと、なんか気になるね。

そこまで違いが分かるってスゴいなあ!!

私、将来は家で、小さい塾を開くのが夢やねん。

塾?何の?

中国語のかな。
私、大学の時にも、家で英語の塾開いてたの。
「大嶋塾」っていう。

家で?どうやって?

普通に、勝手に、ホワイトボード買ってきて、近所の子呼んで。

えぇ?

週2回ぐらいやってたのね。
多い時は生徒15人ぐらいおったんよ。

どこかの塾で講師のアルバイトってのはあるけど、
自分の家でってのは珍しいな。
大学生でそれは、スゴいよ。
起業家じゃん、それ!

どっかに教えに行くより、家に来てもらったほうが楽やん。
だから将来は、自分の家でこじんまりと中国語でも教えたいな。
中国語塾開いたら、あっきー、来てな。

滋賀までか!?

いや、東京で。

いいわー、それ!

楽しいやろ。
大学生とかで、第二外国語でとってる子とかが習いに来てもいいやん。
そんな夢があります。

いいね。
オレ、外国語はやっぱり興味あるな。
色んな国の人と話せるようになるのって楽しいよね。

そう、色んな国の人と話しをして、その文化の違いを知ってよ。
めっちゃ面白いから。

のん老師の中国語講座

この店は、なんか、
変わった料理が多くて、面白いなあ。
漢方とか薬膳の料理なんだね。

この前来て、おいしかってん。
なんか、すごい健康そうやねん。

メニューの名前が、いろいろスゴいよ。
オレはこの、毒素排出スープランチにしようかな。


辛いやつやな。

前回、話を聞いた時に夢として語ってた
「大嶋塾」、ほんとに実現しちゃったね!
(※のんのんは今、「のん老師の中国語講座」
という教室を開いている)


そうやねん。
最近はだいぶ、生徒さんの数も増えてきたかなぁ。
増えたり減ったり。

何種類かクラスがあるの?

決まった時間にやってるのは、
入門、初級、そのちょっと上ぐらい、
の3つのグループレッスンで。
で、マンツーマンは、
いつ来てもウェルカム。

場所はどこ?

マンションの1階が、
たまたま、フリースペースになってて。
そこに来てもらってやってる。

自分の家に来てもらって教えたい、っていうところまで、
想像してた希望通りになってるじゃん!

そうやねん。
あと、わたし、絵描くの好きやんか。

うんうん。

似顔絵を描いてほしいっていう人から写真を受け取って、
そのイラストを描いて渡す、っていうサービスを
今度、始めようと思っててなー。

あ、そっちもやっちゃうんだね!
ほんと、好きなことばっかりやってる人だな。

うん、
好きなことやらしてもらってるな。
こういう、タブレットで描いてるねん。


似顔絵っていうのは、
やっぱり、人によって、
描きやすい、描きにくいってある?

ある。
私、男の人のほうが描きやすいのよ。
女の人は難しい。

なんでだろう?

なんでやろうな。
男の人が顔がくっきりしてる人が多いから描きやすいけど、
女の人は、みんな同じような顔になっちゃう。

なんか、
女の人のほうが、髪型とか
バリエーションありそうだけどね。

男の人は、
どこをどう大げさに描いても、
男らしくなるから。

あ、それはあるかもな。
女の人は、あまりデフォルメ出来ないかもね。

ガッてやっちゃうと、
ブサイクになっちゃうからな。

マンツーマンの授業

ちょっと、
続きの話し聞くのは、場所変えようか。

そうしよか。
この前友達と来た時とまったく同じコースに
なるねんけど、近くにカフェがある。

そこにしよう。

(「AUX BACCHANALES」に移動)


わたし、
いっつもカフェオレなんやけど。

オレも、いっつもそう。

せやろ?
さあ、じゃあ、
なんでも聞いてください。

稲岡さん(のんのんのダンナ)はさ、
最初、中国語教室の生徒だったわけでしょ?
そこから、どうやって、こう・・

そこ聞く?

すいません、なんか、
ワイドショーのレポーターみたいで。

いや、いいよ。
最初、クラスレッスンの他に、
中国語を仕事で使わなきゃいけないからって、
マンツーマンのレッスンを申し込んでて。
週2回ぐらい会うわけよ。
で、話しが合うもんやから、授業にならへんねんな。

世間話しの部分で、
盛り上がり過ぎちゃうんだな。

ご飯を食べながらレッスンをしたことがあって、
パスタを食べてた時な、
「パスタは、中国語でイタリミェン」って説明したら、
「イタリミェンですか?」って聞き返してきて、
その発音がめちゃ上手くてな。

うんうん。

「発音上手ですね?!」って言ったら、
「どれぐらい上手いですか?
英語でいうと、『スパゲリィー』みたいな感じなんですか?」
って言ってきて、それがめっちゃオモロくて。

ぶははははは!
そういう波長の合い方、いいなあ。

もう、ずっと、そんな感じやってん。
よう覚えてるわ。
だから、全然授業にならへんねん。

のんのんとマンツーマンの授業ってのは、
楽しそうだね。

マンツーマンの授業は、
カウンセリングみたいな感じの時もあってねー。
「最近どうですか?」
「お仕事大変ですか?」みたいな話しからして、
「そうなんですよー」とか、
レッスン以外の話しから、だいたいするよ。
そんな話をしつつ、レッスンしつつ、で、
マンツーマンは、それが楽しい。


美容師とかと一緒で、外国語の先生ってのも、
とにかく人と話すことが重要な仕事だよね。

楽しく話しをするほうが、
語学は伸びると思ってるから、わたしは。
マンツーマンの授業だけだと生徒さんも寂しいと思うから、
たまに、みんなで集まって交流会をやったりして。

いいじゃん!
なんか、長く続けるほどに、
教え子が増えていくってのはいいなあ。

そうやねん。
前の生徒さんで、今、
上海に行って頑張ってる人なんかもいて。
生きる力を上海で身につけててさ。
そういうのを見ると、めちゃ嬉しい。
(2012年2月 品川「10-ZEN」にて)

清水宣晶からの紹介】
のんのんとは、2007年に、台北で初めて会った。
カフェの店員に気さくに挨拶を交わし、食堂に行くと店の人みんなから親切にされるのんのんがいてくれたお陰で、馴染みのない地であった台湾が、とても居心地のいい楽しい場所に変わった。
最初に話しを聞いた時に<将来の夢>として語っていた中国語講座の開設を言葉どおりに実現させ、その楽しいレッスンを受ける生徒は日に日に増えている。

のんのんはとても感情豊かな人で、自分の周りの人や、自分のやっている仕事を、本当に心の底から大事にしている。好きになったことは、とことんまで好きになる。
だから、のんのんに関わった人たちも、彼女のことをとても大事にするし、出来る限りの応援をしようという気持ちになるんだろうと思う。

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